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強制執行|江戸川区葛飾区の弁護士

強制執行とは、債権者の債務者に対する権利を裁判所を利用して強制的に実現する手続です。


債務者が債務を任意に履行しない場合に、強制執行では確定判決などの裁判所を利用して債務名義をもって強制的に債権者の有する権利を実現します。


強制執行は債務名義に基づいて強制的に債権者の権利を実現する手続ですので、まずは確定判決などの債務名義を取得しなければなりません。


債務名義とは、債権者の給付請求権の存在と範囲を公証する文書のことをいいます。


具体的には、確定判決、仮執行の宣言を付した判決、仮執行の宣言を付した支払督促、執行証書など、民事執行法22条に法定されているものです。


このうち執行証書とは、金銭の一定の額の支払又はその他の代替物若しくは有価証券の一定の数量の給付を目的とする請求について公証人が作成した公正証書で、債務者が直ちに強制執行に服する旨の陳述が記載されているものをいいます。


執行証書はわざわざ訴訟を提起するなど裁判手続を利用することをせずに公証役場に行って公証人に作成してもらうだけで債務名義を取得できるものです。


強制執行は、原則として債務名義の正本の末尾に執行文を付与したものに基づいて実施されなければなりません。


債権者が債務名義を取得することで任意に支払をする債務者もいますが、債務者による支払がなされず強制執行手続に進む場合には執行文付与の申立てをします。


執行文は執行証書については公証人が付与し、執行証書以外は裁判所書記官が付与するもので、単純執行文、条件成就執行文、承継執行文の三種類があります。


強制執行の開始には、原則として債務名義または確定により債務名義となるべき裁判の正本または謄本が、あらかじめ、または同時に、債務者に送達されることが必要です。


強制執行の種類としては、不動産執行、債権執行、動産執行などがありますので強制執行の対象を選択して裁判所に申立てをします。


その後裁判所の差押えがなされ、競売手続の換価・配当などがなされることになります。債権執行の場合は、債権者が第三債務者から差押債権を直接取り立てすることとなります。


強制執行を利用しても、債務者が財産を有していない場合や、債権者が債務者の財産を把握していない場合には、債権の回収が全くできないときもあります。


強制執行の申立てには申立書や必要書類を揃える手間も相当かかりますので、強制執行の利用をご検討の方はぜひ弁護士にお気軽にご相談ください。

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