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遺産分割の注意点|江戸川区葛飾区の弁護士|小岩駅1分

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遺産分割の注意点


遺産分割は、共同相続人が共有する被相続人の遺産を、個々の相続人に分配する手続です。親族間の問題で争点が複雑になることもあり、場合によっては解決が困難になるため、遺産分割は慎重に進める必要があります。本記事では、遺産分割の基本から、具体的な分割方法、トラブルを避けるための遺産分割の注意点までを詳しく解説し、円滑な遺産分割を実現するためのアドバイスを提供します。



1. 遺産分割の基本知識


遺産分割では、遺産に属する物や権利の種類・性質、相続人の年齢、職業、心身の状態、生活状況など、さまざまな事情が考慮されます。

遺産分割は、被相続人の遺産を相続人に分配するための一連の手続です。まず、遺産分割を進めるためには次のようなステップを踏む必要があります。


  1. 相続人の確定: 遺産分割では、相続人全員が当事者とならなければなりません。全員が遺産分割の当事者となるように相続人を確定するため、被相続人の戸籍謄本を調べ、誰が相続人であるかを確認します。相続人は、配偶者、子供、親、兄弟姉妹などが考えられます。相続人がすでに死亡している場合には、その子孫が代襲相続人となる場合があります。

  2. 遺産の確定: 遺産を確定するためには、被相続人が死亡時に有していた全ての資産と負債を把握することが必要です。これには、不動産、預貯金、債権、債務など様々なものが含まれます。相続財産を調査する具体的な方法としては、以下のものがあります。

    • 不動産: 不動産登記や被相続人宛ての固定資産税の通知書などを確認し、被相続人が所有していた土地や建物の詳細を把握します。不動産や株式などの遺産分割については、それらの遺産の評価も問題になる場合があります。

    • 預貯金: 銀行などの金融機関の通帳やキャッシュカード、金融機関からの郵便物などを確認し、口座残高や取引履歴などを把握します。

    • 債権: 契約書や請求書などの資料を確認します。

    • 負債: 借入金の借用書や未払いの請求書などの資料を確認し、被相続人の負債も忘れずに把握します。被相続人の負債が多額である場合には、相続を放棄することも検討することとなります。相続放棄には相続の開始を知ってから3か月という期限がありますのでご注意ください。

  3. 遺産分割協議: 相続人全員で遺産分割について協議を行い、合意が成立した場合には合意に基づいて遺産を分配します。遺産分割協議は、相続人全員でコミュニケーションをとり、全員の希望を聴取して遺産分割を公平に進めていき全員が納得することが重要です。

  4. 遺産分割協議書の作成: 遺産分割協議により合意が成立した場合には、合意した遺産分割の内容を「遺産分割協議書」などのタイトルで作成し、全員が署名・捺印を行います。これにより、遺産分割協議の合意内容が証拠化されて明確なものとなり、後々のトラブルを防ぐことができます。

  5. 遺産の分配: 遺産分割協議書に基づき、相続財産の名義変更などをして実際に遺産を分配します。



2. 遺産分割の方法


遺産分割にはいくつかの方法があり、それぞれの方法には特有のメリットとデメリットがあります。選択肢としては、以下の方法があります。


  1. 協議分割: 相続人全員で協議を行い、全員の合意に基づいて遺産を分割する方法です。この方法は、相続人間のコミュニケーションが非常に重要となり、相続人や相続財産の数が多い場合などは合意が困難になりがちですが、相続人間のコミュニケーションが適切に取れれば、迅速で柔軟な合意が可能となります。協議分割のメリットは、法定相続分に縛られず、相続人間で合意に基づいて柔軟に遺産を分割することが可能である点です。ただし、相続人や相続財産の数が多い場合や争点が多く複雑な場合など、様々な事情により話し合いでの合意が難航してしまうことがあります。

  2. 遺言による分割: 被相続人が遺言書を残していた場合、基本的には遺言書の内容に従って遺産を分割します。遺言書があれば、被相続人の財産処分についての意思が示されていますので、被相続人の意思を尊重した遺産分割が可能です。ただし、遺言書が無効である場合や、遺言書の内容に異議がある相続人がいる場合には、問題が生じる可能性があります。また、遺言書がある場合でも、遺言書で対象とされていない遺産や、相続人全員の合意がある場合などには協議が必要となります。

  3. 調停・審判: 遺産分割の合意が成立しない場合や協議が難しい場合には、家庭裁判所に遺産分割の調停や審判を申し立てることができます。遺産分割調停は、家庭裁判所で調停委員とともに話し合いによる相続人間の合意を目指す手続であり、合意に至らない場合には遺産分割審判に移行し、裁判所が遺産分割の決定をします。審判では、裁判官が相続の状況を総合的に考慮し、遺産の分割方法を決定します。調停や審判は時間と費用と労力がかかる場合がありますが、裁判所による法的な解決を得ることができます。



3. 遺産分割のトラブルを避けるためのポイント


遺産分割は、相続人や相続財産の数が多い場合や争点が多数で複雑な場合などに、紛争が長期化する可能性があります。遺産分割のトラブルを未然に防ぐためには、以下のポイントに注意することが重要です。


  1. 相続人間での十分なコミュニケーション: 遺産分割について事前に家族で十分にコミュニケーションをとり、全員の希望を確認して調整を図っておくことが重要です。特に、生前に遺言書を作成しておくことは、相続による紛争の発生を防ぐ手段として有効です。家族の希望も踏まえた遺言書を作成しておけば、基本的には遺言書に基づいた遺産分割が可能となり、相続に関する争いを減少させることができます。

  2. 弁護士などの専門家の第三者の関与: 遺産分割に関してトラブルが生じた場合には、専門家の第三者(弁護士や税理士など)に相談することが有効です。専門家の第三者が間に入ることで、遺産分割について客観的な視点からの専門的なアドバイスを得ることができ、問題解決がスムーズに進む場合があります。

  3. 遺産分割協議書の作成: 遺産分割協議の合意内容を文書化し、遺産分割協議書を作成することが重要です。文書化しない場合には、合意内容が不明瞭なものとなり、また相続財産の名義変更ができない場合があるなど後の手続のトラブルの元となります。遺産分割協議書は、遺産分割協議の合意内容を明確にし、相続に関するトラブルを防ぐためにも有効なものとなります。



まとめ


遺産分割は、相続人にとって非常に重要な手続ですが、相続人の中で事前に遺産分割の知識・経験のある方は少ないと思われます。被相続人の遺産の内容や各相続人の希望を確認し、遺産分割の手続をスムーズに進めることで、相続に関するトラブルを未然に防ぎましょう。必要に応じて弁護士などの専門家のアドバイスを受けながら、適切な対応を行いましょう。


令和法律事務所では、遺産分割でお悩みの方を対象に、弁護士による無料相談を行っております。遺産分割に関することは何でもお気軽にご相談ください。まずは、弁護士無料相談のご予約をお願いいたします。



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